開祖さま入寂会 10月4日

 立正佼成会を創立した開祖さま(庭野日敬開祖)は1999(平成11)年10月4日、入寂しました。満92歳でした。
 今年は二十三回忌となります。法華経を貫く「一乗」の精神を自らの信念とし、世界平和と人類救済にすべてを捧げた生涯でした。
 また、宗教協力活動に心血を注ぎ、WCRP(世界宗教者平和会議)の創設や発展に尽力。宗教界のノーベル賞といわれるテンプルトン賞を受賞しました。
 入寂会は、開祖さまの生涯を偲び、教えの継承をお誓いさせていただく日です。

式典は教団ホームページの「大聖堂ライブ配信」からご覧ください。

 資源の枯渇より心の枯渇 開祖さまご法話

 この地球上の資源がどんどん枯渇していっているのは大変なことで、それを突きつめていくと、人類はやがて滅亡するしかないといった結論にもなりかねません。しかし、私はそう悲観的には考えないのです。
 人間の歴史を振り返ってみると、大きな壁に突き当たると、必ず知恵と努力によって、新しいもの、よりよいものを創造して進歩を遂げてきています。人類のすばらしさは、この知恵にあるといってもいいと思うのです。
 あまりにも楽観的すぎるといわれるかもしれませんが、私は人類の知恵を信じています。それが、人類をここまで繁栄させてきたのであり、これからも、その知恵によって人類は幾多の困難を乗り越えていけると信じているのです。
 だから私は、資源の枯渇もさることながら、心の枯渇のほうを心配するのです。私がいう心の枯渇とは、すべての人にそなわる無限の可能性を忘れて自己中心を押しとおし、自他の命の尊さへの畏敬を失ってしまうことです。互いの仏性を拝み合える社会、それが人類の活力を生み出すもとだといってもいいのではないでしょうか。 『開祖随感5』より