教会に集まらない。また、対面布教をしないということが長期化し、信者さんの心身の安否や、布教の停滞などが心配になっていることと思います。
今まで経験したことのない状況の中で、無力感や暗い気持ちになりがちではありますが、会長先生から、メッセージをいただき、今回のことを通して、「何もないときがいかに有難いか。我々は何もない、当たり前のことには感謝をしてこなかったという感じがするのですが、こういう時こそ、今までがいかに幸せだったのか。しっかり確認をしていくことが大事なことではないかと思います。」とおっしゃっています。また、こういう時であるけれど、「明るさ、優しさ、あたたかさ」をいつも心において日々を過ごしていくことが大切と教えてくださいました。
4月号の佼成ご法話には、「提婆達多が善智識なり」と提婆達多品を引用してくださり、不都合と思える中にこそ、私たちが偏った見方から大きな見方へと心を切り替えるスイッチのような役割がある。とお示しくださっています。
コロナウイルス感染が一日も早く終息を迎えることを祈るばかりですが、この不都合な現象を通して、佼成会のサンガの大事な役割や価値を今一度、見つめなおし、会員さん一人ひとりに心から温かな言葉がけをして、絆を深めていく大事な時だと思っています。
しばらくの間、対面ではなく、電話やメール、LINE、お手紙などでのお手取りや声かけをすることになると思いますが、一人ひとりに合わせた慈悲のふれあいを大切に進めさせて参りたいと思います。
教会のご本尊さまに向かって皆さんでご供養ができるまでには、もう少し時間がかかりそうですが、4月から1日、4日、10日、15日のご命日・布薩の日には、9時から各家庭で一斉にご供養させてもらい、会えない中でも教会サンガのつながりを共有していきましょう。
合掌
令和2年3月27日
横浜教会長 齋木淑江